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日外会誌. 127(4): 409-414, 2026
特集
Emergency General Surgery(緊急一般外科)の現状と展望
6.Emergency General Surgeryの教育体制
内容要旨
Emergency General Surgeryは未だにエビデンスが乏しく,標準化された診療指針が少ない分野である.本邦でも,標準化された診断方法や手術適応,術後管理が確立され,エビデンスに基づいた一貫性のある診療が望まれている.このような背景から,The European Society for Trauma & Emergency SurgeryとThe American Association for Surgery of Traumaが共同で開発したEmergency Surgery Courseが国内で開催された.本コースは,急性腹症などの外傷以外の緊急手術を要する疾患を対象とする外科教育コースである.本コースでは,単に手術手技に限定した知識にとどまらず,Emergency General Surgeryの臨床で遭遇する疾患において,判断に悩む診断や術式選択,合併症の早期認知などのdecision-makingにフォーカスした症例提示が行われる.これらの症例のディスカッションを通して,臨床で活用できる実践的な知識を身に着けられるのが特徴である.2022年に開催された本邦初の日本語でのコースでは,本コースを受講した日本人外科医のアンケート評価は非常に高かった.本コースが国内で開催されることで,標準化されたEmergency General Surgeryが普及していくだろう.
キーワード
外科教育, Acute Care Surgery教育, Emergency General Surgery教育, Emergency Surgery Course, Decision-making
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