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日外会誌. 127(4): 405-408, 2026
特集
Emergency General Surgery(緊急一般外科)の現状と展望
5.働き方改革時代のEmergency General Surgeryのあり方―Acute Care SurgeryとDiversity, Equity, Inclusion(DEI)の視点から―
内容要旨
働き方改革関連法の施行により,医師の時間外労働規制が本格化し,Emergency General Surgery(EGS)を含む外科診療体制の再構築が求められている.北米では,外傷,一般外科緊急手術,外科集中治療,surgical rescueを包括的に担うAcute Care Surgery(ACS)が確立され,シフト制勤務を基盤とした体制により,診療の質を維持しつつ外科医の労働時間管理とワークライフバランスの改善が実現されてきた.ACS導入施設では,他専門外科医のオンコール負担軽減や生活の質向上が報告されており,女性外科医比率や学会リーダーに占める女性割合が高い点も特徴である.一方,日本では長時間労働を前提としたEGS体制が残存し,女性を含む多様な人材が継続的に活躍しにくい現状がある.ACSの理念とDiversity, Equity, and Inclusion(DEI)の視点を取り入れたEGS体制の構築は,働き方改革時代における外科医療の持続可能性を高める有効な方策となりうる.
キーワード
Emergency General Surgery, Acute Care Surgery, 働き方改革, Diversity, Equity, and Inclusion(DEI), 女性外科医
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