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日外会誌. 126(3): 240-246, 2025


特集

進行胃癌治療の現状

3.高齢者進行胃癌における術式選択

国立がん研究センター東病院 胃外科

木下 敬弘 , 由良 昌大 , 吉田 弥正 , 佐野 淳一

内容要旨
高齢者の進行胃癌患者に対しては,病期診断,全身状態と他臓器機能の精査を慎重に行い,バランスを考慮した治療方法の選択(郭清範囲,アプローチ法,胃切除範囲)を行う必要がある.これまでの報告からは低侵襲手術の有用性,機能温存手術(胃全摘の回避)の重要性が示唆されている.また患者の社会的背景,栄養管理を含めた周囲からのサポートの有無も,治療方針を決定するうえでの重要なポイントとなる.

キーワード
胃癌, 進行胃癌, 高齢者, 機能温存手術, 低侵襲手術


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