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日外会誌. 114(5): 236-240, 2013


特集

外科医のためのKampo EBM UP TO DATE

3.術後の食欲不振と六君子湯

群馬大学大学院 病態総合外科

矢内 充洋 , 持木 彫人 , 桑野 博行

I.内容要旨
六君子湯は主に上腹部の消化器症状に対して使用される漢方薬であるが,その薬理作用について多くの報告がなされており,消化管運動亢進作用,胃排出促進作用,胃貯留能改善作用などが明らかになっている.さらに臨床研究においても,術後の消化器症状や食欲不振,逆流性食道炎,化学療法時の食欲不振や悪心·嘔吐に対しても有効であると報告されている.近年では,食欲増進ホルモンであるグレリンを介した作用が明らかとなり,その多彩な作用が報告されている.術後の食欲不振に対しても,消化管運動およびグレリンを介した作用により有効な治療薬となり得ると期待される.

キーワード
六君子湯, 食欲不振, 消化管運動, 胃排出, グレリン


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