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日外会誌. 112(1): 22-25, 2011
特集
大動脈瘤治療のup to date
3.ステントグラフト治療 a)下行大動脈瘤
I.内容要旨
下行大動脈瘤に対する治療は「ステントグラフト内挿術(TEVAR)」といっても言い過ぎではない時代となった.MDCTから得られた情報のもと,注意深い治療計画を立てることにより,急性期に関しては外科手術に優るパフォーマンスが期待できる.勿論,エンドリーク等,特有の合併症は存在するが,型どおりの合併症対策で慢性期においても外科手術に優る予後が得られている.デバイスの良悪に治療の質が依存しやすい本治療は,そのデバイスの改良とともに,さらにその成績が向上する期待が持たれる.
キーワード
TEVAR, stent graft, debranching, endoleak, paraplegia
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