日外会誌. 103(5): 423-427, 2002
特集
生体肝移植の現況と展開
4.術式
2）ドミノ移植, Split Liver Transplantation
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九州大学大学院 消化器・総合外科 副島 雄二 , 杉町 圭蔵 |
深刻な脳死ドナー不足を背景に，ドナープールを拡大する方法として分割肝移植，生体肝移植などの手技が開発され，今や全世界的に普及した．さらに，一人のレシピエントから摘出した肝をもう一人のレシピエントに移植するというドミノ肝移植という特殊な発想も生まれた．これらの新しい移植手技は，本邦においても今後重要性を増していくものと考えられる．本稿ではこれらの手技について概説し，そのポイントを述べる．
キーワード
ドミノ肝移植, 生体肝移植, 分割肝移植, FAP, アミロイドーシス
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