[
書誌情報]
[
全文HTML]
[
全文PDF] (1326KB)
[会員限定][
検索結果へ戻る]
日外会誌. 120(6): 657-662, 2019
特集
外科医とがん登録―NCDから見えてきたわが国のがん治療の実態―
6.大腸がん登録
内容要旨大腸癌研究会は研究会参加施設において治療された大腸がんの登録事業を行っている.登録は1980年に開始され,現在までに1974~2007年に治療された20万例超のデータが登録されている.登録データは,年次報告書として刊行されるとともに,大腸癌取扱い規約や大腸癌治療ガイドラインの改訂に際しての基調資料として活用されている.また,登録データは登録参加施設に開かれており,データの集計解析結果は学会発表,講演,論文として公開されている.
本登録で収集されるデータの粒度は高く,一定の精度が確保されている反面,悉皆性の低さに課題が残っている.悉皆性を高めるには大腸癌研究会の枠組みを超えた新しいシステムが不可欠であり,目下National Clinical Database(NCD)との連携について検討中である.
キーワード
大腸がん, 全国登録, 大腸癌取扱い規約, 大腸癌治療ガイドライン
このページのトップへ戻る
PDFを閲覧するためには Adobe Reader が必要です。