[
書誌情報]
[
全文HTML]
[
全文PDF] (379KB)
[会員限定][
検索結果へ戻る]
日外会誌. 118(5): 544-549, 2017
特集
外科専門医のための外傷外科手術off-the-job training(OFF-JT)
8.外科専門医の外傷修練について
内容要旨日本外科学会「外科専門医修練カリキュラム」における「外傷診療」に関する到達目標は,外科医が習得するべき外傷診療能力について適切に記載されていると考える.一方,この求められる外傷診療能力を担保する手術手技に関する記述は「臓器外傷の手術10例」となっていた.しかし,その実態は「皮膚縫合10例」のNCD(National Clinical Database)登録で済ませる外科専門医申請者が大多数となっていた.この状況を改善することを目的に,外科専門医制度委員会は2016年1月「外傷の手術10例」を「外傷の修練10点」と変更し,2016年の認定試験申請者から適用としている.本稿では,修練カリキュラム改正の具体的な内容とその趣旨を詳述するとともに,米国外科レジデントの外傷診療修練の現状についても紹介する.
キーワード
外科専門医修練カリキュラム, 外傷修練, 米国レジデント教育, Off the Job Training
このページのトップへ戻る
PDFを閲覧するためには Adobe Reader が必要です。