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日外会誌. 111(3): 143-148, 2010


特集

外科とリスクマネジメント

3.術後感染症

1) NTT東日本関東病院 外科
2) 井波·太田·柴崎 法律事務所

小西 敏郎1) , 針原 康1) , 太田 秀哉2)

I.内容要旨
過去の術後感染症の判例9例を検討したところ,争点となるのは,1.手術適応の判断,2.術前および経過中の説明義務違反,3.術前における院内の感染予防対策,4.術中の清潔管理,5.術後の感染の治療などであった.そして判断の基準で重要なのは,その時点での医療水準に適合しているかどうかであった.したがって術後感染において医療水準の基本となる,感染サーベイランスのデータやCDCのスタンダードプリコーション,各種のガイドラインなどを熟知しておくとともに,感染対策チームにより感染対策を盛り込んだマニュアルやクリニカルパスを作成し遵守しておく必要があるといえる.

キーワード
手術部位感染(surgical site infection, SSI), 感染対策チーム(infection control team, ICT), 標準予防策(Standard Precaution), CDCガイドライン, SSIサーベイランス


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