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日外会誌. 109(5): 264-268, 2008


特集

消化管再建術の現状と将来―最良の再建術は何か―

5.幽門側胃切除後再建術

国立がんセンター中央病院 胃外科

片井 均 , 布部 創也 , 阪 眞 , 深川 剛生 , 佐野 武

I.内容要旨
患者の術後QOLを決定するBestの再建法を決定する一助とするために,幽門側胃切除後の再建術式を主に,Billroth I(BI)法とRoux-en-Y(R-Y)法に関して,比較検討した.BI法は生理的で,手術手技も単純であり術後十二指腸の観察も容易である.R-Y法は十二指腸液の逆流を防止する術式で残胃の内視鏡評価がBI法に優り,患者愁訴も少ない.手術の煩雑さ,十二指腸の観察の難易など欠点はあるが,その安全性とともに標準術式として推奨できる.BI法とR-Y法を含め再建法の使いわけに関しては,現時点では術者の判断によるが,今後エビデンスを追加して選択の基準を設けていく必要がある.

キーワード
幽門側胃切除, 再建法


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