[書誌情報] [全文HTML] [全文PDF] (443KB)

日外会誌. 109(2): 90-94, 2008


特集

術前画像診断とNavigation Surgery

6.上部消化管疾患―食道癌·胃癌における術前リンパ節転移診断とSentinel Node Navigation Surgery―

慶應義塾大学 外科

竹内 裕也 , 北川 雄光

I.内容要旨
各種画像診断技術の進歩にもかかわらず,術前画像による食道癌,胃癌リンパ節転移診断はいまだ不十分である.センチネルリンパ節生検は,センチネルリンパ節に集中した病理学的あるいは分子生物学的転移診断を行うことにより,時間的,経済的に効率よいリンパ節微小転移診断を行うことができる.またsentinel node navigation surgeryとして考案されたセンチネルリンパ節転移陰性早期胃癌に対する胃機能温存·個別化縮小手術は,今後内視鏡外科手術とのcollaborationが期待されている.3次元画像技術を駆使した画像診断については,術前に腫瘍局在と血管解剖などの情報をより正確に得ることができれば,内視鏡外科手術の安全性を担保する一助となりうるはずであり,機器の進歩や画像処理能力の向上による今後の展開が期待される.

キーワード
胃癌, 食道癌, センチネルリンパ節, 内視鏡外科, 3D-CT


<< 前の論文へ次の論文へ >>

PDFを閲覧するためには Adobe Reader が必要です。