[
書誌情報]
[
全文HTML]
[
全文PDF] (1167KB)
[会員限定]
日外会誌. 127(4): 386-390, 2026
特集
Emergency General Surgery(緊急一般外科)の現状と展望
2.わが国におけるEmergency General Surgeryの現状と課題
内容要旨
Emergency General Surgery(EGS)は,米国で提唱されたAcute Care Surgery(ACS)の中核をなす領域である.本邦では超高齢社会の進展に伴いEGS疾患が増加しており,待機手術に比して高い死亡率や医療資源の消費が課題となっている.外科診療の専門分化が進む中,臓器横断的な緊急手術を専門的に担うAcute Care Surgeonの存在は,診療の質の向上のみならず,若手外科医への「Generalship」の伝承や開腹技術の教育,さらにはタスクシフトによる「働き方改革」の推進において重要な役割を果たす.客観的データに基づいたアウトカム評価と治療の標準化,そして若手が将来を見据えられる教育ロードマップの確立という点は十分に行われていないのが現状であり,今後の課題となる.EGSの専門性を確立し,次世代を育成することは,持続可能な質の高い外科診療体制を構築する上で不可欠である.
キーワード
Emergency General Surgery, Acute Care Surgery, 外科サブスペシャルティ, 日本Acute Care Surgery学会
PDFを閲覧するためには Adobe Reader が必要です。