[書誌情報] [全文HTML] [全文PDF] (3202KB) [会員限定]

日外会誌. 122(6): 594-599, 2021


特集

コロナとの対峙 外科診療の変容とポストコロナへ向けて

2.わが国のCOVID-19パンデミックの状況

川崎市健康安全研究所 

岡部 信彦

内容要旨
国内における2020年1月より2021年6月中旬までの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行状況の概要について,簡単にまとめた.
当初の手探り状態から,疫学状況,臨床状況など次第にわかってきたことも多く,異例の速さでワクチンの導入などがされたが,一方では変異ウイルスの出現など新たな課題も生まれてきている.また,新たな感染症の出現,対策という基本的な「人の病」への対応だけではなく「社会の病」となり,問題は複雑化してしまった.
ワクチンの普及などによって,重症患者の減少が期待されるところであるが,このウイルスが社会から消え去り,感染者が皆無になることは極めて考えにくい.この疾患に対してどの程度の発生であれば,注意をしながら通常に付き合えるかについて多くの人の理解を得られた時が“with Corona”の時代になるのではないだろうか.
他の感染症も含めて「注意をすれば普通の生活ができるようになる」時が早く来ることを心から願っている.

キーワード
COVID-19, 新型コロナウイルス感染症, 緊急事態宣言, まん延防止重点措置


<< 前の論文へ次の論文へ >>

PDFを閲覧するためには Adobe Reader が必要です。