[
書誌情報]
[
全文HTML]
[
全文PDF] (320KB)
[会員限定]
日外会誌. 115(2): 65-70, 2014
特集
ステントグラフトの中·長期成績
3.腹部大動脈瘤に対するステントグラフト治療の中·長期成績
I.内容要旨
2006年に日本で腹部大動脈瘤(AAA)に対する企業製ステントグラフトが認可されてAAAの治療に革命が起こった.ステントグラフト内挿術(EVAR:Endovascular Aneurysm Repair)の導入によりAAAの治療適応がありながら年齢,併存疾患による手術リスクなどの理由で手術適応からはずされていた症例においても,AAAに対する治療適応が拡大された.2014年現在,ステントグラフト導入後9年目を迎え,AAAの半数以上の症例にステントグラフト内挿術(EVAR:Endovascular Aneurysm Repair)が施行されている.近年,欧米からは良好な長期成績の報告が散見されるようになり,日本でも開腹手術に匹敵する中長期の成績が報告されてくるようになった.本稿ではステントグラフト治療の中·長期成績について解説する.
キーワード
AAA, EVAR, IFU
PDFを閲覧するためには Adobe Reader が必要です。