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日外会誌. 109(3): 143-146, 2008


特集

消化器神経内分泌腫瘍の診断と治療

5.膵内分泌腫瘍の診断と治療

済生会野江病院院長,京都大学名誉教授 

今村 正之

I.内容要旨
近年,症候性PNETの診断と治療に著しい進歩があって,肝転移のないPNETの治療体系がほぼ確立された.非症候性PNETの治療方針と肝転移の治療に関心が移りつつある.現在までの膵内分泌腫瘍の診断と治療に関する臨床の歴史と最新の考え方,さらに将来の課題について述べた.

キーワード
膵内分泌腫瘍, 選択的動脈内刺激薬注入法(SASI test), セクレチン受容体シンチグラフィー(SRS), 多発性内分泌腺腫症1型(MEN 1), 合併ガストリノーマ, 徐放性オクトレオチド


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