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書誌情報]
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日外会誌. 104(1): 32-34, 2003
特集
外科領域におけるセーフティマネージメント
8.院内感染に対する安全管理
I.内容要旨医療の複雑化と高度化に伴い,また患者の高齢化に伴い,院内感染は増加の方向にあることはゆがめられない事実である.さらに,胃痩や尿路カテーテルなどを装着した症例のくりかえす入院,あるいは高齢者用施設から例えばMRSAを保菌したままの入院など,院内感染のもととなる症例を数多くみる.
このようにわれわれは常に病院の中で,感染をおこし易い症例と感染の源となる症例とが近くにおかれている環境にて医療をおこなっている.
したがって,院内感染の管理をおこなうことは患者の不幸な転帰をさけることになり,在院日数減少にもつながり,医療の水準をあげることになる.
キーワード
サーベイランス, アウトブレイク, 抗菌薬ガイドライン, 医療従事者の感染管理
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