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日外会誌. 103(7): 517-520, 2002


特集

Damage Control Surgery

6.腹部外傷におけるDamage Control

国立国際医療センター 救急部

木村 昭夫

I.内容要旨
Damage Controlは,ショック時に完壁な手術を目指そうとすれば,術中・術直後に患者を失う危険性が高まるため,状況に合わせて段階的に手術を行うことにより,死亡を回避する治療戦略である.英断的に以下本文で記述する手術手技を施行することにより,死への悪循環を一度断ち切ることができれば,外傷患者に救命への道が開かれる.腹部外傷においては,救命さえなされれば,社会復帰が可能な場合がほとんどであり,一般外科医がDamage Controlの知識・技術を心得る意義は高いと考えている.

キーワード
damege control, staged surgery, planned re-operation, second look operation


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