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日外会誌. 98(10): 865-869, 1997


特集

21世紀の医療問題

2.卒後臨床研修

熊本大学 医学部外科学第2講座

小川 道雄

I.内容要旨
外科医の研修制度の現況とその問題点,個別に行われている卒後臨床研修の工夫,を述べた.さらに卒業臨床研修必修化への動きを示し,臨床研修の現場からみて,卒後研修の多様化,公開された情報による研修のプログラムの選択,が重要であるという筆者の考えを示した.21世紀の卒後臨床研修を真に意味あるものとするためには,公的機関を設置し,研修の指導責任体制の認定,研修カリキュラムの認定,公表,評価を行う必要があると考える.

キーワード
卒後臨床研修, スーパーローテート研修, 重点ローテート研修, 専攻研修, プライマリ・ケア


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