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書誌情報]
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日外会誌. 91(1): 62-67, 1990
原著
ラットにおける迷切胃と移植胃の分泌機能に関する研究
I.内容要旨ラットにおける胃腸管移植は,同種胃腸管移植の一般的な研究の他に,近交系ラットを使用することにより拒絶反応を来さない移植が可能となり,完全に脱神経された胃腸管の運動機能,分泌機能などの研究が可能となった.
ラットの迷走神経切離による胃液分泌量は23.8±1.1ml,BAOは0.71±0.33mEq/24hrであり,正常胃(24.3±2.9mlならびに1.96±0.12mEq/24hr)に比べ減少する.移植することによって完全に脱神経された移植胃の酸分泌量は,0.15±0.01mEq/24hrと,迷切胃よりさらに減少した.
キーワード
胃移植, 迷走神経切離術, 脱神経胃
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