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日外会誌. 84(12): 1291-1295, 1983


原著

非特異性血管炎による孤立性外腸骨動脈瘤の1治験例

岡山大学 医学部第2外科
*) 岡山大学 産婦人科
**) 岡山大学 第2病理

臼井 由行 , 石川 治 , 白川 和豊 , 清水 康廣 , 内田 發三 , 寺本 滋 , 中桐 善康*) , 藤田 俊弘**)

(昭和58年2月24日受付)

I.内容要旨
孤立性腸骨動脈瘤は稀な疾患である.動脈瘤は骨盤腔内に位置するためかなり大きくなるまでは無症状のことが多いが,破裂する頻度が高く,破裂せずに大きくなつた場合には周囲の諸臓器を圧迫して多彩な症状を呈するため,診断は必ずしも容易ではない.われわれは,最近,左下腹部腫瘤を主訴とした40歳,女性の非特異性血管炎によると思われる孤立性外腸骨動脈瘤を経験したので報告する.

キーワード
孤立性外腸骨動脈瘤, giant cel arteritis, 下腹部腫瘤

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