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日外会誌. 127(1): 107-110, 2026


会員からの寄稿

小児病院における成人外科治療の現状と今後の課題

1) 長野県立こども病院 外科
2) 岡山大学病院 小児外科
3) 社会医療法人財団慈泉会相澤病院 外科

髙見澤 滋1) , 好沢 克1) , 笠井 智子1) , 入江 友章1) , 岡野 寛1)2) , 足立 綾佳1) , 吉澤 一貴1) , 久田 佳奈1)3)

内容要旨
重症心身障害児(以下,重心児)は成人後も小児科医が主治医を継続し,成人内科への移行が行われない例がある.重症心身障害者(以下,重心者)では,主治医が小児科医の場合,外科的処置も成人外科ではなく小児外科に依頼されることがある.過去10年間に他院から紹介され,当院小児外科で手術を受けた成人患者36名(43件)を後方視的に検討した.手術時年齢中央値は25歳,入院・入所患者への手術は23件,重心者への手術は40件.紹介元は成人外科手術可能な病院14件,非対応施設29件.診療科は小児科29件,内科12件,小児外科2件.主な手術は胃瘻造設術12件,中心静脈カテーテル挿入術9件,喉頭気管分離術5件など.今後は,小児科から成人内科への移行体制整備と,手術非対応施設との病診・病病連携強化が課題と考えられた.

キーワード
成人移行, 重症心身障害者, 病診連携, 病病連携


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