[
書誌情報]
[
全文HTML]
[
全文PDF] (2385KB)
[会員限定]
日外会誌. 127(1): 34-42, 2026
特集
小型肺癌に対する診断治療の工夫
5.小型肺癌に対する術前マーキングとしてのICG-VAL-MAP法
内容要旨
Helical CTなどの放射線機器の開発と普及とともに,近年,微小な肺結節がより頻繁に検出されるようになり,日々,呼吸器外科に紹介されている.肺癌が悪性疾患の死亡原因1位という観点から,早期発見早期治療が重要であり,外科的な診断的切除の需要も増大している.しかしながら,このような微小結節は,術中に位置を同定することが難しく,何らかの術前,術中マーキングが必要であり,これまでに様々なマーキング法が開発されてきた.歴史的には,経皮的マーキングが汎用されてきたが,合併症やマーキングできない病変の位置があることから,経気管支的に色素を注入するVAL-MAP(Virtual Assisted Lung MAPping)法が開発された.その後,VAL-MAP法の弱点を克服したICG-VAL-MAP法が開発され良好な成績を収めている.本稿では,これまでの術前,術中マーキングの歴史と現状を概説しつつ,ICG-VAL-MAP法の実際について説明を加え,今後の展望について解説する.
キーワード
インドシアニングリーン, 術前マーキング, 術中マーキング, 肺癌, CT
PDFを閲覧するためには Adobe Reader が必要です。