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日外会誌. 123(3): 255-261, 2022


特集

本邦の大腸癌治療の現状と展望―海外における標準治療と比較して

7.局所再発に対する治療選択と実践

名古屋大学 腫瘍外科

上原 圭 , 小倉 淳司 , 村田 悠記 , 渡辺 伸元 , 砂川 真輝 , 尾上 俊介 , 宮田 一志 , 山口 淳平 , 水野 隆史 , 伊神 剛 , 國料 俊男 , 横山 幸浩 , 江畑 智希

内容要旨
局所再発直腸癌に対する治療戦略はその病態の不均一性から治療は個々の症例に応じて選択すべきである.そのためには,手術技術を磨くことは当然のことであるが,近年発達著しい集学的治療の知識を身に着け,経験を積むことが必要不可欠である.性質上,無作為化比較試験からの情報を得ることが難しく,多くがセンター施設での経験に基づく指針ではあるが,本稿では,本邦および海外での局所再発直腸癌治療の現状と展望を述べる.

キーワード
局所再発直腸癌, 集学的治療, 放射線治療, 化学療法, 重粒子線治療


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