[
書誌情報]
[
全文HTML]
[
全文PDF] (2963KB)
[全文PDFのみ会員限定][
検索結果へ戻る]
日外会誌. 122(6): 606-612, 2021
特集
コロナとの対峙 外科診療の変容とポストコロナへ向けて
4.日本外科学会の取り組み
内容要旨
日本外科学会では新型コロナウイルス感染症に関する最新の知識の啓蒙と外科医療における効率的な対策について発信するため,2020年3月にコロナウイルス対策委員会を組織し活動を開始した.エビデンスの乏しい新型コロナウイルスではあるが,最大限の情報収集と臨床経験を積み上げることで,「新型コロナウイルス陽性および疑い患者に対する外科手術にする提言」や「新型コロナウイルス感染症パンデミックの収束に向けた外科医療の提供に関する提言」をはじめとした本邦の外科医療への基本的対応指針を発信してきた.また,日本医学会連合との数々の共同提言においても中心的に活動するとともに,COVID-19による影響に関する会員へのアンケート調査を行うなど,様々な活動を行っている.今後,未知なる感染症の流行期においても慌てることなく外科医療を遂行することができるよう,さらに多くの経験とエビデンスを積み上げ,解決すべき課題を抽出し,強靭な外科医療体制を構築できるよう尽力していきたい.
キーワード
新型コロナウイルス感染症, 外科, 手術トリアージ, 個人用防護具(PPE)
このページのトップへ戻る
PDFを閲覧するためには Adobe Reader が必要です。