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日外会誌. 122(5): 462-467, 2021
特集
大動脈弁疾患に対する外科的治療の現況
5.低侵襲手術およびSutureless valveについて
内容要旨
2019年に本邦でもsutureless valveが保険収載された.経カテーテル大動脈弁置換術(TAVR)の認可は2013年であるから,約6年後の本邦登場である.従来の外科弁による大動脈弁置換術(SAVR)の手術成績が極めて良好であり,TAVRの症例数も劇的に増加している本邦において,後発のsutureless valveがどのような恩恵をもたらすのか.手術時間の短縮効果や低侵襲心臓手術(MICS)での使用における植込みのしやすさ,人工弁としての耐久性などsutureless valveが今後のstandardとなりうるか?登場から2年あまりが経ち本邦におけるsutureless valveの現状と今後の展望について報告する.
キーワード
大動脈弁, 人工弁, Sutureless, PERCEVAL, Intuity
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