[
書誌情報]
[
全文HTML]
[
全文PDF] (1835KB)
[全文PDFのみ会員限定][
検索結果へ戻る]
日外会誌. 122(3): 303-306, 2021
特集
乳癌診療の現状と課題
3.乳房切除術の現状と課題
内容要旨
本邦では,1987年に非定型的乳房切除術(現在の乳房全切除術)が定型的乳房切除術(胸筋合併乳房切除術)を上回り,その後乳房部分切除術と並んで標準術式として実施されてきた.2020年現在,乳腺を全摘する場合,乳房全切除術のほか皮膚温存乳房切除術と乳頭温存乳房切除術などが保険適用のもと,実施されている.
乳腺外科医は根治性を損なうことなく,かつ,患者が望む場合には乳房切除・乳房部分切除にかかわらず整容性に優れた治療を提供する必要がある.そのためには,日本乳癌学会および日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会が中心となり,本邦女性に適した乳房切除術・乳房温存術を確立していくことが期待される.
キーワード
乳房切除術, 乳房温存術, オンコプラスティックサージャリー
このページのトップへ戻る
PDFを閲覧するためには Adobe Reader が必要です。