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日外会誌. 120(2): 219-224, 2019


会員からの寄稿

地方病院の心臓血管外科にこそ診療看護師は必要である
―松江赤十字病院での取り組み―

1) 松江赤十字病院 心臓血管外科
2) 松江赤十字病院 呼吸器外科
3) 松江赤十字病院 看護部

齋藤 雄平1) , 横山 淳美3) , 窪内 康晃2) , 許 敞一1) , 片山 秀幸1) , 角 尚紀1) , 添田 健1) , 原 徳子3)

内容要旨
本邦においては慢性的な医師不足が問題となっており,さらに都市部に医師が集中,偏在する傾向にあり,地方との間で較差が生まれ地域医療への影響が懸念されている.特に外科系医師の減少が叫ばれ,深刻な問題となっており,地方では医師の人材確保も難しいことが多い.そして,この状況を医師のみで克服していくのは困難な状況となっており,多職種間の積極的な介入,協力を推進し,良質なチーム医療を担保することでより良い医療を提供していく努力が必要ではないかと思われる.医師と看護師の中間的な技能,役割をもった診療看護師(Nurse Practitioner:NP)は,そのような状況下で医師不足の補い手となり業務負担に寄与するものとして期待されてきており,こと人手不足に悩まされている地方病院ではより大きなポテンシャルを秘めているのではないであろうか.心臓血管外科でもNPの導入が行われてきているが,都市部の手術症例数の多い施設や大学病院での導入が多く,地方病院ではまだ少ないのが現状と思われる.当科では2017年より1名のNPを導入したので,1年余りを経た現時点で,その振り返りを行い,課題を考えてみた.

キーワード
心臓血管外科, 診療看護師, 地方病院, Nurse Practitioner, Physician Assistant

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