[書誌情報] [全文HTML] [全文PDF] (810KB) [会員限定]

日外会誌. 118(2): 179-185, 2017


特集

外科診療におけるチーム医療の現況と展望

8.チーム医療育成にがんプロフェッショナル 養成プログラムが果たした役割

岡山大学大学院保健学研究科,岡山大学病院緩和支持医療科, 
中四がんプロ事務局事務局長,全国がんプロ協議会副会長 

松岡 順治

内容要旨
平成19年はわが国におけるがん医療のターニングポイントとして記憶される.この年にがんプロフェッショナル養成プランとがん対策推進基本計画が示され,わが国において高度のがん医療を推進する体制とそれを提供する人材の教育が同時に整備されることとなった.とりわけ,専門的な知識をもつだけでなくそれを医療チームの中で発揮することのできる医療人が社会に求められていることを明らかにしたことは極めて重要であった.この間,がんプロによりチーム医療を担う人材が養成され,それが有効に機能する現場がもたらされることとなった.今後がんプロにより確立された組織が継続しつつ,日本のがん医療を牽引していくことが期待される.

キーワード
がんプロフェッショナル養成プラン, がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン, チーム医療, がん対策推進基本計画, 中国四国がんプロ


<< 前の論文へ次の論文へ >>

PDFを閲覧するためには Adobe Reader が必要です。