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日外会誌. 115(3): 161-164, 2014


特別寄稿

外科病棟における特定看護師としての参加経験

1) 独立行政法人国立病院機構東京医療センター クリティカルケア支援室
2) 独立行政法人国立病院機構東京医療センター 外科
3) 独立行政法人国立病院機構東京医療センター 救命救急センター
4) 独立行政法人国立病院機構東京医療センター 看護部
5) 東京医療保健大学東が丘 看護学部

松村 美絵1) , 島田 敦2) , 石 志紘2) , 大石 崇2) , 菊野 隆明3) , 磯部 陽2) , 久部 陽子4) , 山西 文子5) , 松本 純夫2)

I.内容要旨
当院では,クリティカル領域の養成講座を終了した5名(2年目3名,1年目2名)の特定看護師が診療部に所属し勤務している.最初の1年間は,「外科」「救命救急センター」「総合内科」の3科で,4カ月ずつOn the Job Trainingを行った.2年目からは,2名が救急救命センターに,自身が外科に配属となった.外科では,スタッフ医師,後期臨床研修医とチームの一員として複数の入院患者を受け持ち,入院から退院までマネジメントしている.具体的には,日々の包交·処置の実施や介助,手術助手,診療録やサマリーの記載,科内カンファレンスでのプレゼンテーション,各部門との調整などを行っている.また,看護師主体で行われている病棟カンファレンスに常に参加し,医師·看護師間で患者の情報交換を密にし,チームとして問題点を共有できるように心がけている.
特定看護師として勤務してきたこの1年半余について,外科病棟での活動を中心に報告する.

キーワード
特定看護師, JNP, 外科

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