[書誌情報] [全文HTML] [全文PDF] (286KB) [会員限定][検索結果へ戻る]

日外会誌. 114(5): 246-250, 2013


特集

外科医のためのKampo EBM UP TO DATE

5.小児外科と漢方

1) 久留米大学医学部 外科学講座小児外科部門
2) 久留米大学医学部 先進漢方医学講座
3) 久留米大学医学部 医療安全管理部

八木 実1)2) , 恵紙 英昭2) , 石井 信二1) , 吉田 索1) , 古賀 義法1) , 七種 伸行1) , 深堀 優1) , 浅桐 公男1) , 田中 芳明1)3)

I.内容要旨
小児外科術後愁訴に対しては内科治療が中心となるが,従来の西洋医学的な治療だけでは十分な愁訴のコントロールが容易でない場合も存在する.このような状態下で漢方治療が有効な場合が多数存在する.本稿では,小児外科領域で術後問題となる上部消化管疾患術後では六君子湯や茯苓飲合半夏厚朴湯,を中心に,下部消化管疾患術後では大建中湯を,胆道閉鎖症術後では茵蔯蒿湯(インチンコウトウ)を中心に,肛門周囲膿瘍では排膿散及湯を中心にそれらのEBMとともに概説する.

キーワード
小児外科, 漢方, 六君子湯, 大建中湯, 茵蔯蒿湯(インチンコウトウ)

このページのトップへ戻る


PDFを閲覧するためには Adobe Reader が必要です。