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日外会誌. 112(5): 309-312, 2011
特集
直腸癌治療の最近の動向
3.早期直腸癌に対する局所切除術
I.内容要旨
早期直腸癌に対する局所切除術には,内科的治療としての内視鏡的摘除術,外科的治療としての経肛門的アプローチや後方アプローチによる局所切除術が挙げられる.治療を選択するうえで最も重要なことは,治療をうける患者に対して,より低侵襲な治療を提供することと,目的に応じた必要十分な切除方法により過小·過大手術を回避することである.そのためには,それぞれの手技に関するpros and consを十分に理解して,内科と外科の垣根を越えた治療を提供できる環境整備が急務である.
キーワード
直腸癌, 直腸早期癌, 経肛門的局所切除, 局所切除
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