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日外会誌. 112(3): 193-198, 2011


会員のための企画

外科医のトレーニングシステム

動物を用いた外科トレーニングシステム

自治医科大学先端医療技術開発センター 医療技術トレーニング部門

菱川 修司

I.内容要旨
医療安全,卒後·生涯教育の観点から,外科系医療手技の向上を目指した医療技術トレーニングは今後さらに重要になる.現在欧米では,医療技術修練法とその効果についての研究やサージカルトレーニングセンターの整備が進んでいるが,本邦においては同トレーニング法について具体的な指針を出しているケースは乏しく,Dry Lab Training(以下DLT)やOn the Job Training(以下OJT)を中心に,外科系各分野·各施設で個別にトレーニングを実施している場合がほとんどである.この様な状況の下,自治医科大学先端医療技術開発センター(Center for Development of Advanced Medical Technology,以下CDAMTec)内の医療技術トレーニング部門は,「大型実験動物を用いた医療技術教育·医学研究または医療技術研修の支援」を主たる活動理念として設立された.同部門では,「患者さんに安全で高度な医療を提供できる優れた臨床医を育てること」を最終目標に日々活動しており,現在までにのべ1,800名以上の医療従事者に医療技術トレーニングの機会を提供している.医療安全に対する関心が高まっている今,ハード,ソフト両面における医療技術教育システムの開発·強化は,現代の医学界における緊急の課題である.

キーワード
医療技術トレーニング, Live animal training, Ex-vivo training, Animal welfare


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