[
書誌情報]
[
全文HTML]
[
全文PDF] (457KB)
[会員限定][
検索結果へ戻る]
日外会誌. 112(1): 11-16, 2011
特集
大動脈瘤治療のup to date
2.人工血管置換術 b)胸腹部大動脈瘤―特に対麻痺予防―
I.内容要旨
胸腹部大動脈瘤の手術治療の合併症として問題となるのが術中脊髄虚血による対麻痺である.現時点においては同合併症を確実に回避できる手段がないため様々な工夫が報告されている.(1)Distal perfusion,(2)肋間動脈再建,(3)術前Adamkiewicz動脈の同定,(4)Hypothermia,(5)CSFドレナージ,(6)多分節大動脈遮断(multi-segmental aortic clamping),(7)MEP monitoring,(8)硬膜外腔冷却,(9)肋間動脈灌流などである.これらを多用した脊髄虚血回避策が対麻痺合併を減少させる手段であると考えられる.
キーワード
Adamkiewicz動脈, 脊髄障害, 人工血管置換, 胸腹部大動脈瘤
このページのトップへ戻る
PDFを閲覧するためには Adobe Reader が必要です。