[書誌情報] [全文HTML] [全文PDF] (352KB) [会員限定][検索結果へ戻る]

日外会誌. 107(6): 284-287, 2006


特集

縦隔疾患に対する外科的アプローチ

7縦隔原発胚細胞性腫瘍の外科治療方針

京都大学 呼吸器外科

青山 晃博 , 板東 徹 , 大久保 憲一 , 和田 洋巳

I.内容要旨
縦隔原発胚細胞性腫瘍は,その組織により,予後·治療方針が異なる.悪性胚細胞性腫瘍は外科療法だけでは不十分であり,シスプラチンを中心とした化学療法が不可欠で,十分に化学療法を施して手術を行えば,かなりの治癒が期待できるようになった.悪性胚細胞性腫瘍は症例数が少なく,治療法についてのrandomized control trialは困難であり,retrospective studyから本文に示すような治療方針がとられるようになった.本特集では,比較的症例数の多い文献の紹介,当科で加療した症例,当科における治療成績,治療方針を解説する.

キーワード
review, 腫瘍マーカー, シスプラチン, 治療成績, 末梢血幹細胞輸血

このページのトップへ戻る


PDFを閲覧するためには Adobe Reader が必要です。