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日外会誌. 106(10): 637-640, 2005


特集

包括医療の導入による影響と対策

3包括医療に対する医療機関の役割

宮城県社会保険診療報酬支払基金常勤審査員 

大内 将弘

I.内容要旨
1件当たりの包括支払い方式だったDRG/PPSが日本独特の1日当たりの包括支払い方式DPCとして2003年4月から始まっている.DPCが始まって2年が経過したが,医療機関からは様々な不合理な個所が指摘され,16のMDC夫々が抱える問題点についての見直し作業も進行している.問題点として1)初めから支払いに差をつけている医療機関別係数,2)Up-coding可能な傷病名の決定方法,3)検査時使用の高額医療器材に対する配慮不足などが挙げられている.包括支払い方式全般について述べ,DPCの抱える問題点について考察した.

キーワード
DRG/PPS, DPC, 包括医療


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