[書誌情報] [全文HTML] [全文PDF] (68KB) [会員限定][検索結果へ戻る]

日外会誌. 106(7): 444-448, 2005


外科学会会員のための企画

外科と免疫

外科侵襲

広島大学 原爆放射線医科学研究所腫瘍外科

山口 佳之 , 檜原 淳 , 大原 正裕 , 長嶺 一郎 , 池田 拓広 , 岡脇 誠 , 弘中 克治 , 松浦 一生 , 沖田 理貴 , 大下 純子 , 清水 克彦

I.内容要旨
1990年代に侵襲学の基盤が構築された.鏡視下手術などの低侵襲手術の開発が進む一方,サイトカイン研究から侵襲病態の詳細が理解されるようになった.本稿においては,外科と免疫のテーマのもと,外科侵襲研究の現状についてSIRS(systemic inflammatory response syndrome)およびCARS(compensatory anti-inflammatory response syndrome)とその評価を概説する.さらに侵襲病態におけるregulatory T細胞やアナンダマイドの関与,およびSNP(single nucleotide polymorphism)解析と侵襲について紹介し話題提供とする.

キーワード
Surgical Stress, Regulatory T cell, Anandamide, Single Nucleotide Polymorphism

このページのトップへ戻る


PDFを閲覧するためには Adobe Reader が必要です。