[書誌情報] [全文PDF] (2821KB) [会員限定・要二段階認証]

日外会誌. 104(12): 847-851, 2003


特集

外科的侵襲に対する生体反応:最新の知見

8.生体反応の制御とその功罪

1) 熊本大学 消化器外科
2) 宮崎県立延岡病院 

広田 昌彦1) , 小川 道雄2)

I.内容要旨
生体反応をSLIRSとLISISという二つの病態に区別するという考え方を提示し,それらの制御法とその功罪について考察した.サイトカインの制御法としては,過剰な反応のみ制御し,基本的な生体反応そのものは維持していくことが重要ではないかと考えられる.今後,もっと詳細にサイトカインの遺伝子多型(polymorphism)が明らかになれば,それに応じたきめ細かい制御も必要となろう.

キーワード
侵襲, 生体反応, サイトカイン, SLIRS, LISIS


<< 前の論文へ次の論文へ >>

PDFを閲覧するためには Adobe Reader が必要です。