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日外会誌. 103(11): 794-798, 2002


特集

乳癌手術の現況とその根拠

2.画像診断に基づく術式選択
三次元MRIによる広がり診断と画像ガイド下手術

聖路加国際病院 外科

中村 清吾

I.内容要旨
乳癌の手術は,過去約20年の間に,標準術式として一律にハルステッド手術が行われていた時代から,両胸筋温存乳房切除術さらには乳房温存手術やセンチネルリンパ節生検などへと,一気に縮小化に向かいつつある,これらの適応を決定する上で,画像による広がり診断は重要な役割を担い,特に,三次元MRIは広がり診断において有力な診断法である.今後は,微細集簇石灰化で見つかる非触知乳癌や,術前化学療法後で著効を示した症例でも,広がり診断と画像ガイド下手術の面での有用性が期待されている.

キーワード
三次元MRI, 乳房温存療法, 非触知乳癌, 術前化学療法, 画像ガイド下手術

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