[書誌情報] [全文PDF] (384KB) [会員限定・要二段階認証][検索結果へ戻る]

日外会誌. 101(11): 791-793, 2000


特集

救急医療における中毒医療の現況

8.中毒に対する血液浄化法

自治医科大学 腎臓内科

浅野 泰

I.内容要旨
化学物質中毒に対して血液透析や血液吸着などの血液浄化法は有効であるが,たとえ除去率が良好であっても必ずしも患者の救命に繋がらない場合も多い.それは中毒原因物質の多くは体内分布量が大きく,血液浄化法による除去はその一部にすぎないからである.従って,患者の救命には,血液浄化法以外の一般的処置,とくに初期治療を同時に行うことが大切である.

キーワード
血液浄化法, 血液透析, 血液吸着, 体内分布量

このページのトップへ戻る


PDFを閲覧するためには Adobe Reader が必要です。