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日外会誌. 126(5): 407, 2025

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会員へのメッセージ

eラーニング委員会の活動

日本外科学会eラーニング委員長,東北大学大学院医学系研究科消化器外科学分野 

亀井 尚



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日本外科学会では2019年から製品化されたシステムを使用してeラーニングの配信を開始したが,会員への利便性向上の観点から2023年2月に独自システムを再構築した.領収書発行機能の追加や3Dセキュアなどのブラッシュアップを経て現在に至っている.当初は,日本専門医機構による共通講習の「医療安全」「医療倫理」「感染対策」の3講座を想定して,eラーニングの配信を開始した.しかし,その後のコロナウイルス感染により集合型のセミナー開催が困難になったことや,受講者の利便性等から,同様の共通講習である「臨床研究セミナー」や外科領域講習に相当する「教育セミナー(旧卒後教育セミナー)」などの各セミナーも広くeラーニング化される方針となった.2024年11月の時点で,共通講習として「医療安全」「医療倫理」「感染対策」「臨床研究・臨床試験」「医療経済」を,外科領域講習として「外傷講習会」「教育セミナー」を,合計で21講座を配信しており,年平均で4,300名ほどの受講実績がある.
現在,共通講習については日本専門医機構や他学会でもeラーニング講座が複数作成されて充実してきていることから,共通講習の中の「医療安全」「医療倫理」「感染対策」のいずれかを日本外科学会から年に1回の配信とし,その他に各委員会から希望される内容を柔軟に都度配信する方針としている.講座の企画は,臨床研究推進委員会,教育委員会,専門医制度委員会など,所管の委員会に担当いただいているが,“働き方改革とタスクシフト”,“サブスペシャルティ学会のガイドライン”,“輸血戦略”など,幅広い多くのテーマ案が挙げられており,今後,年間で5~6講座を追加して配信予定としている.また,外科系サブスぺシャルティ学会の共同利用も想定したシステムであり,これも順次進めていく予定である.
一方,2024年に周知された日本専門医機構による新制度更新申請要件の変更に伴い,共通講習や外科領域講習のeラーニング受講単位取得数が大きく引き上げられた.特に外科領域講習は総論5単位必修を含んで20単位以上必須と比重が大きい.したがって本学会としても外科領域講習の充実が必要であり,まず「外科総論」(5つの講習演題をセット販売)を本年度あらたに配信している.更新申請要件から講座受講数が大きく伸びていくことが予想されるに伴い,会員の先生方には受講費用の増加が負担となるため,価格の引き下げやセット販売なども実施することを決定している.
eラーニング開始からこれまで17,000名を超える講座視聴があったが,委員会としては講座の更なる充実と利便性向上を図り,外科医の生涯教育に貢献できれば幸いである.

 
利益相反:なし

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