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日外会誌. 126(3): 292, 2025

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手術のtips and pitfalls

ロボット支援下胸腔鏡下手術における肺動脈・気管支形成術のtips and pitfalls

「ロボット支援下胸腔鏡下手術における肺動脈・気管支形成術のtips and pitfalls」によせて

徳島大学大学院 胸部・内分泌・腫瘍外科学

河北 直也



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本邦における肺癌に対するロボット支援下手術は,2018年に肺葉切除が保険適用となり,さらに2020年には区域切除も適用範囲に加わったことで急速に普及が進んでいます.導入初期には比較的早期癌の症例に用いられることが多かったものの,ロボット手術特有の利点,すなわち3次元画像による視認性向上,手ぶれ防止機構,多関節機構などによる精緻な操作性を活かし,従来は開胸手術で行われていた肺動脈や気管支の形成術をロボット支援下で実施した報告も増えてきました.
しかしながら,ロボット支援下での形成術は依然として非常に難易度が高い手術とされています.不十分な知識や経験のまま実施すると,重大な合併症を引き起こすリスクがあり,慎重なアプローチが求められます.そのため,この分野における知見の蓄積と共有が重要な課題となっています.
今回の企画では,ロボット支援下胸腔鏡手術の先駆者である岡山大学呼吸器・乳腺内分泌外科学の岡﨑幹生先生に肺動脈形成術について,また順天堂大学呼吸器外科の内田真介先生に気管支形成術について,それぞれの手技におけるtips and pitfallsをご執筆いただきました.本企画が,会員の先生方の日々の臨床において一助となることを心より願っております.

 
利益相反:なし

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