日外会誌. 125(6): 474, 2024
会員へのメッセージ
指定施設指定委員会/指導医選定委員会からの重要なお知らせ
指定施設指定委員会/指導医選定委員会委員長,筑波大学医学医療系乳腺甲状腺内分泌外科 原 尚人 |
すでにホームページをはじめ様々な媒体でお知らせしておりますが,旧専門医制度における新規外科専門医の認定試験は2026年度で終了いたします.この方針を踏まえまして,旧制度で研修する修練医を対象とした指定施設および関連施設も2026年で指定期間を終了することが決定いたしました.つきましては指定施設および関連施設の新規・更新申請受付は2024年度を最終とします(2025年末まで有効期限の指定施設は現行の指定期間を1年延長いたします).
今後の施設に関わる申請は,新専門医制度における基盤施設/連携施設へ一本化されますのでご注意いただきますようお願い申し上げます.
ただし,専門医制度へ一本化された後も,指導医の資格は継続する方針となりました.そのため,指導医の新規申請も更新も従来通り継続いたしますが,運用に少し変更があります.
新たな運用として,指導医の新規申請においては,従来どおり「手術件数」「業績」「勤務施設」の提出を求めるものの,このうち「勤務施設」については,「旧専門医制度における指定施設/関連施設において通算10年間の勤務(うち3年間は指定施設の勤務が必須)」の要件を変更し,「外科専門医を取得後において通算10年間が経過していること」としました.
更新申請についても,従来どおり「手術件数」「業績」「勤務施設」の提出を求めるものの,「業績」については,これまで研究論文の全頁の提出を求めていた運用を変更し,「論文タイトル,掲載誌名,掲載年月日」といった概要の登録のみ求めることとしました.また「勤務施設」については,申請時における施設の勤務要件を撤廃し,申請施設責任者からの勤務証明の提出も不要としました.
以上大変複雑でわかりにくいと存じますが,まとめますと施設関連は新専門医制度へ一本化,指導医については若干の運用の変更を除き従来のまま継続となります.
この先何年間においては移行期間となり,混乱を招きやすい状況がつづくことが予想されます.指定施設指定委員会/指導医選定委員会といたしましては,できるだけ多くの機会を設けて会員の皆様に情報発信をさせていただく所存ですので,一般社団法人日本外科学会ホームページや雑誌,メール配信による日本外科学会会員ニュースを注意深くお目通しいただきますよう,何卒よろしくお願い申し上げます.
利益相反:なし
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