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日外会誌. 121(5): 529-533, 2020
特集
改めて認識する小児急性腹症治療に対する外科医の役割
8.小児科医からみて
内容要旨小児科医にとって,「腹痛」を主訴に来院する子どもたちの診療は,一般的である反面,最も恐れる主訴の一つでもある.それは,隠れて存在する急性腹症を見逃さずに適切に診断することが非常に難しいからである.小児領域に特徴的な急性腹症を中心に,現在公表されている診療ガイドラインなど,小児科医の対応は決められているが,急性腹症と判断した際には,小児外科医の存在が必須であり,小児科医だけでは対応しきれない状況となる事を想定した小児外科医との連携体制の構築が重要である.
キーワード
ガイドライン, 搬送, 病診連携
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