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日外会誌. 119(6): 666-670, 2018


会員のための企画

本邦における学術集会のグローバリズム―英語による発表は必須か?―

東邦大学大学院 消化器外科学講座

島田 英昭

内容要旨
国内医学系学術集会の標準言語は日本語であり,部分的に英語セッションがあるものの,完全英語化された学術集会は少数派である.東アジア地区で頻度の高い疾患に関する最新の知見が日本語で発表されているか,英語で発表されているか,によって世界的影響力が大きく異なる.欧米の巨大製薬企業・医療機器メーカーへの影響力も大きく異なる可能性が高い.本邦の研究成果の優先権を確保するためにも学術集会の英語化は必須であると考える.

キーワード
学会英語化, アジア, 学術雑誌, 経済力, グローバリズム

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