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日外会誌. 119(4): 361-362, 2018


理想の男女共同参画を目指して

男女共同参画社会の実現のために―ママメンの視点から―

防衛医科大学校病院 外科

小岩井 和樹

内容要旨
女性外科医の増加に合わせ,保育施設の増加や勤務形態の対応等,出産・育児といったライフイベントと勤務の両立のための対策が徐々に実施されている.しかし,政策意思決定機関に占める女性の割合は低く,女性医師のニーズが正確に反映されているとは言い難い状況である.また,勤務環境の悪さは家庭との両立を困難にし,キャリア形成の妨げにもなっているが,若手外科医の減少と相まって改善が進んでいない.外科医の男女共同参画を達成するためには,これらが喫緊の課題であり,議論だけに留まらず,早急に実行性のある政策が実現されることが望まれる.

キーワード
男女共同参画, 女性外科医, 育児, ワークライフバランス, ポジティブアクション


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