[書誌情報] [全文HTML] [全文PDF] (308KB) [会員限定][検索結果へ戻る]

日外会誌. 118(4): 461-465, 2017


特別寄稿

外科医の経験年数と職務満足度

国家公務員共済組合連合会立川病院 外科

亀山 哲章

内容要旨
少子高齢化が急激に進む日本では,国民の健康を守る医療の重要性は高く,医療の中心である医師の人的資源管理は重要となっている.日本の医師総数は増加しているが,診療科によっては減少し,その傾向は2006年以降顕著となっており,特に外科の減少率は高くなっている.医療費抑制政策が行われ労働環境が悪化している中,病院における医師確保のためには,医師の職務満足度を把握することが重要である.医師の職務満足度は経験年数によって異なることが考えられる.本研究では,診療科別に経験年数によって職務満足度を調べ,比較した.アンケート調査を実施し,一般病院勤務医241名(外科80名,内科75名,その他86名)と大学病院外科医82名を対象とし,職務満足度を比較・検討した.その結果,経験年数と職務満足度との相関は認めなかったが,診療科によって職務満足度の年齢別推移に違いがあることが分かった.

キーワード
職務満足, 外科医, 経験年数別

このページのトップへ戻る


PDFを閲覧するためには Adobe Reader が必要です。