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日外会誌. 117(4): 274-276, 2016


理想の男女共同参画を目指して

乳腺外科における男女共同参画

1) 日本外科学会男女共同参画副委員長 
2) 熊本大学 乳腺・内分泌外科
3) 東京慈恵会医科大学 葛飾医療センター外科

岩瀬 弘敬1)2) , 川瀬 和美3)

内容要旨
関係学会の会員動向やアンケート調査を基に,乳腺外科領域における男女共同参画について考察した.35歳以下の日本乳癌学会員は新入会員数,専門医数とも女性が男性よりも多く,より若い年齢でその傾向が強かった.日本外科学会のアンケート調査において乳腺を専門とするものを対象に解析すると,女性で子供がいる場合は,男性と比べて非常勤雇用が多く年収が低いが,当直業務や過労働時間は少ない傾向であった.特に,30歳以上の女性医師においてオンコールの割合が消化器外科,その他の外科に比べて少ない傾向がみられた.

キーワード
乳腺外科, 男女共同参画, アンケート調査

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