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日外会誌. 117(3): 213-218, 2016


会員のための企画

病院経営を改善する方法―総合的質経営(TQM)の展開―

公益財団法人東京都医療保健協会理事長 
練馬総合病院院長 
医療の質向上研究所所長 

飯田 修平

内容要旨
“病院経営を改善する方法”に王道はない.筆者が失敗から学んだ結論は,医療法と品質管理(QM:Quality Management)の考え方,すなわち,5ゲン主義を実践することである.総合的質経営(TQM:Total Quality Management)が有用である.全職員に病院経営の知識が必須である.
経営とは,制約条件における組織運営である.制約条件とは,有限の資源(人・モノ・金・時間),制度(法令・社会制度),環境等の条件である.
組織とは,同じ目的を達成するために協働する集団である.組織の長は,理念・目的を明示し,人材を確保し,場(仕組みと施設・設備)を整えなければならない.
変革の時代,理屈が通らない世の中こそ,質重視の経営(TQM)を推奨する.

キーワード
病院経営, 総合的質経営(TQM), 質重視の経営(TQM), 改善, 組織再構築


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