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日外会誌. 115(6): 352-356, 2014


特別寄稿

当院における特定看護師による呼吸器外科領域における診療援助の現況

1) 高崎総合医療センター 呼吸器外科
2) 高崎総合医療センター 統括診療部
3) 群馬大学大学院 臓器病態外科学

菅野 雅之1) , 清水 公裕3) , 村田 美幸2) , 渥實 潤1) , 小川 哲史2) , 竹吉 泉3)

I.内容要旨
2010年に「チーム医療の推進に関する検討会」において,チーム医療を推進するための新たな方策の一つとして「特定看護師(仮称)」が検討され,育成が開始されている1) .当院では2012年4月にこの高度実践看護コースを修了した特定看護師1名が配属された.今回2年間の研修および診療期間内に行った呼吸器外科に対する診療援助について,その教育·診療内容及びoutcomeに関して検討した.特定看護師は最初の1年目の外科研修時期より呼吸器外科での活動を開始した.呼吸器外科における研修はOn the Job Trainingの形式で行った.手術を通じて,開閉胸手技や胸腔ドレーン挿入手技,周術期管理などを段階的に習得し,2年間で180例の手術助手及び160例の胸腔ドレーン挿入をはじめ多くの医療行為を安全に施行することができた.

キーワード
特定看護師, 呼吸器外科, 診療援助

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