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日外会誌. 113(1): 22-25, 2012


特集

進行胃癌治療の最前線

6. 胃癌肝転移に対する治療戦略

名古屋大学 消化器外科

小寺 泰弘

I.内容要旨
胃癌肝転移の標準治療は化学療法である.その他の治療法については,エビデンスレベルが高いデータが存在しないため,ガイドライン本文に特段の記載はなされていない.しかし,肝切除術,radiofrequency ablation(RFA),肝動注などの局所療法により長期生存ないしは治癒が得られる場合もあり,症例を選んで積極的な局所療法を行う意義は否定できない.本稿では,現在入手可能な情報をもとに,局所療法の適応や実施のタイミングについて考察した.

キーワード
胃癌, 転移性肝癌, 肝切除, 化学療法, radiofrequency ablation(RFA)


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